「論語と算盤」とは

”日本近代化の父” “日本資本主義の父”といわれる渋沢栄一が「処世と信条」「立志と学問」「常識と習慣」「仁義と富貴」「理想と迷信」「人格と修養」「算盤と権利」「実業と士道」「教育と情誼」「成敗と運命」の10項目に分け、生前に行った講演をまとめた書物です。

明治から昭和にかけ政治・財界・福祉と偉大な業績を残した渋沢翁の考えが読み解くことができます。

およそ500もの企業の創設や経営に関わった渋沢栄一は、 利益のみの追求ではなく、正しい利益によって国は豊かになり、 正しい利益だからこそ永続させ、公共事業や社会貢献に繋げることが何より大切という「道徳経済合一説」を主とした考えでした。

『論語と算盤』

既に人生の参考書としている多くの方も、これから読んでみようと考える方も、この機会に論語と算盤検定に是非ご参加ください。

写真は「渋沢史料館所蔵」

今、渋沢栄一が熱い!

変化が著しい今の時代だからこそ、当時広い視点で革新的な経営を魅せた渋沢栄一が注目されている。

2021年には大河ドラマの主人公。
そして
2024年に新一万円紙幣の肖像画に。

検定内容について

『論語と算盤』は全10章でできています。
1章あたり3問の合計30問を出題いたします。

70%の正解率で合格となり、合格者には合格証書を交付いたします。

例題1

『論語と算盤』の中で、渋沢栄一が、菅原道真の「和魂漢才」に関連して提唱 した言葉を、次の選択肢から選びなさい。
①一日一才
②現夢完才
③政軍有才
④士魂商才

例題2

『論語と算盤』の中で、渋沢栄一が、身の丈を守ることを心がける考え方をど のように表現したか、次の選択肢から選びなさい。
①狢伸主義
②狐抱主義
③蝦飛主義
④蟹穴主義

正解 : 例題1…④ 例題2…④

検定詳細

【開催日】2023年5月27日(土)

【時 間】 10:00~ , 13:00~

※試験時間は60分となります。回答後退出いただいても構いません。
※検定時間の30分前から受付開始となります。

【会 場】北とぴあ ペガサスホール
(東京都北区王子1-11-1-15階)

【検定料】3,000円(税込)

※検定料は、検定当日の受付時に現金にてお支払いください。

【定 員】各30名

■新型コロナウイルス感染症対策としまして、下記にご協力ください■
【健康状態の確認】
・受付にて検温をさせていただきます。37.5℃以上の方は参加できません。予めご了承ください。
・念のため検定日には検温いただき、発熱や風邪の症状、体調不良の際は検定をご欠席ください。
【マスクの着用】
・検定中は必ずマスクを着用してください。
【手指消毒】
・受付にて手指消毒にご協力ください。

✮次回開催日✮
2023年9月の開催を予定しております。

試験監修 守屋 淳

1965年生まれ
作家/グロービス経営大学院特任教授
早稲田大学第一文学部卒業
現在は作家として『孫子』『論語』『韓非子』『老子』『荘子』などの中国古典や、渋沢栄一などの近代の実業家についての著作を刊行するかたわら、グロービス経営大学院アルムナイスクールにおいて教鞭をとる。編訳書に34万部の『現代語訳 論語と算盤』や『現代語訳 渋沢栄一自伝』、著書にシリーズで20万部の『最高の戦略教科書 孫子』『マンガ 最高の戦略教科書 孫子』『組織サバイバルの教科書 韓非子』、などがある。2018年4~9月トロント大学倫理研究センター客員研究員。https://www.chineseclassics.jp/

参考図書

ちくま新書、現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一著、守屋淳訳を公式訳書とし て問題・解説を作成しています。

なぜ東京都北区なのか

この検定は「東京北区渋沢栄一プロジェクト推進事業助成対象事業」です。

渋沢栄一は、明治5年に東京都北区王子に王⼦製紙⼯場を構え、その⼯場を⾒晴らすことのできるため⾶⿃⼭の地に4,000坪の⼟地を購⼊し別荘を構えました。 そして61歳で⾶⿃⼭に本邸を構え、⽣涯をこの地で過ごしました。この⾶⿃⼭邸には多くの賓客を迎える接待の場としても利⽤され、重要な⺠間外交の場としても活用されました。
現在も渋沢栄一の旧邸曖依村荘跡に「渋沢史料館」を設立し、旧邸内に残る大正期の2つの建物「晩香廬」と「青淵文庫」は、国指定重要文化財となっております。
検定の後に足を運んでみてはいかがでしょうか。(*写真「渋沢史料館所蔵」)

運営団体について

「論語と算盤」の精神で活動しています。

理事メンバ―全員が社業に勤しみながらも、子ども達への体験活動の他、こども食堂やフードパントリーの開催といった教育・福祉活動にも励んでおります。

検定申込み

■お問い合わせ■

後援

公益財団法人 渋沢栄一記念財団